人生初、奄美大島の泥染めを体験してきました。

泥染めってご存知ですか?

実は私は奄美大島へ来るまで泥染めのことを全く知りませんでした。

「藍染めは知ってるけど泥染めって何?」って感じ^^。

そしてこの体験では自分の好きなTシャツが作れるということで、これは絶対にやってみたい!

今回は奄美大島の泥染め体験、泥染めTシャツのやり方、また泥染めとはなんぞや?
詳しく楽しくお話していきたいと思います。

奄美大島へ行ってこの体験をしてきて本当によかったと思いますよ!

ほんとにホントに楽しかったのです。
またすぐにでも行きたい~! そーんな泥染め体験を体感してくださいませ。

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人生初!奄美大島の泥染め体験してきた!

「泥染め」とは日本ではここ奄美大島だけ!
世界ではアフリカの一部の地域でわずかに存在するらしい。

日本で唯一体験できる伝統工芸「泥染め」というものをやらずして奄美大島を語れないですよね。

ではまず泥染めについて説明していきます。

泥染めとは?

染色の方法の一つで、タンニンが含まれている植物の煎汁(せんじゅう)に糸や裂地(きれじ)を漬け、これに鉄を焙煎して茶から黒に至る染め色を作ること。

泥染めの始まりはなんと1300年も前。

奄美大島の先人たちが残した泥染技法だからこそ表現できた繊細な色合い。

泥染めの染料となるテーチ木(車輪梅シャリンバイ)をチップ状にし2日間煮だします。

シャリンバイは梅という字が入っているのになぜかバラ科。不思議~。

そして煮だしたものを一週間寝かせて自然に発酵して出来るテーチ木の染料。

色素は赤ワインと同じようにポリフェノールカテキンが含まれていて、主にタンニンを多く含みます。

凄い色ですよね!

泥染め体験

ここの泥染め体験では、まずは丁寧な説明からはじまり一通りのお話が終わると
店主? お父さん?の「じゃ、着替えて~」と。

まさに泥染めで作られたtシャツやサンダル、ジャージ、手袋を無料で貸してくれます。

着替えるということは泥が跳ねたりして汚れるってことよね~と思い、しっかり着替えさせて
もらいました^^。

今回私たちはTシャツの泥染めを体験させてもらったのですが、持ち込みもOKということで
自前のものを持ってきてそれを泥染めするということも出来ます。

Tシャツは白いものと少し生成のものと選べてサイズもかなり豊富に用意されていました。

さぁ、ここからtシャツの泥染めが始まります。

ドキドキ^^。

続きをどうぞ~。↓

Tシャツの泥染め、そのやり方とは!?

さぁ、泥染めについていろいろと教えてもらい、着替えも終えて、Tシャツも選びました。

私は少し生成りががったベージュに近い色を選びました。

まず最初にすることはデザインを決めること。

部屋の中にはたくさんの泥染めされたTシャツが飾られていて、その中から選んでもいいし
写真集のような、泥染めが完成されたTシャツの写真の中から「こういうのがいいなぁ」と
選んでもオッケーなのです。

お店の方に「こんな感じにしたいんだけど~」というと凄く親切に丁寧にやり方を教えてくれます。

私はハートの形にしたかったのでそれを伝えるとハートの半分の絵をTシャツに書いてくれて
その部分をはじからつまんでいき、集めたらゴムで止めてその部分にビニールをかけました。

ビニールをかぶせた部分は泥が染まらないようにするためです。

ハートの部分以外を泥で染めて、ハートを白っぽく浮かせるというやり方。

そしていよいよTシャツを泥につける?

いえいえ、まだ泥にはつけません。

まず初めに行うのはテーチ木の煮汁で染めていくのです。

なんども染めては脱水の繰り返し4回ほど。

少し中腰のためちょっぴり腰がイタタ・・・。。

そしてその作業が終わるとやっと泥につけて染めていくのです。

泥には防虫効果や消臭効果があったり、肌にも優しく着るほどに色も馴染んでいくという
着ていてなんだか凄くあったかい気持ちになれる気がするのですよ。

泥も染めては真水で洗いの繰り返しがあるのですが、私は出来上がりが少し薄めの色を希望したので2回ほどで最後のすすぎと脱水を終えました。

以上で泥染めのやり方は終了。

そして、なによりもこの染めあがったTシャツを開くときがワクワクマックス!!

OH~~~!

ハートがちゃんと出来てる~!!

凄く凄くテンションが上がったのを覚えています^^。

私は基本絵も上手くないし、特にデザインができるわけではなかったので、出来上がりが
とても心配していたのですが、想像していたものより可愛く素敵に仕上がっていたので感動でした。
(自分なりに大満足^^)

わぁ~ほんとにお店の皆さんのおかげ!

嬉しいものですよ~~。

ありがとうーーーー!!!!

そしてこれをハンガーにかけさせてもらい軽く乾かしましたが、完璧には乾ききらないので
あとは家に帰って干してねとのことでした。

たぶん乾いたら少しまた色も変わるし、着ていくたびに色がいい感じに馴染んでいくと言われました。

あーー、楽しみ。

泥染めがこんなに楽しいとは思わなかった。

でもこの作業を毎日やるのは大変なことだと思いますよ。

皆さんの苦労があって、この奄美大島の伝統を守り続けているのですねぇ。

凄くいい経験をさせてもらいました。

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奄美大島の泥染め体験なら「夢しぼり」へ行こう!

私が今回泥染めでお世話になったのが肥後染色の「夢しぼり」さんでした。

とってものどかでゆっくりと時間が流れているようなところ。

奄美大島に代々伝わる泥染めですが、こちらのお父さん(代表の肥後さん)をはじめ
みなさんがこの泥染めを愛していて、そして泥染めにこだわり続けている姿がとても
素敵でした。

私は体験だったので「あ~腰痛くなるねぇ」なんてのんきなことを言っていたけれど
ここのみなさんは毎日この作業をされているんですよね。

本当に大変なことだと思います。

でもそのこだわりが私たちにも凄く伝わる時間でした。

ほんとに泥染めを体験させてもらってよかった。

泥染め体験は2時間ほどで、料金は一人3000円。
(tシャツ代は別)

ご予約はコチラから→dorozome@s500.jp Tel 0997-62-2679

泥染め体験のまとめ

人生初の泥染め体験は本当に素晴らしいものでした。

奄美の豊かな自然と歴史、職人さんたちの豊富な経験によりうまれ進化していく泥染め。

出会えてよかったです。

奄美大島に行く機会があれば是非泥染め体験をおすすめしますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

素敵な旅と出会いを!

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